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肥満指数18.5未満の「やせ」でも3割は高血圧

キーワード: 高血圧 肥満症/メタボリックシンドローム

 肥満指数(BMI)が18.5未満で「やせ」と判定された人で高血圧が29.0%に上ることが、日本医療データセンター(東京都千代田区)の調査で分かった。同社が契約する健康保険組合加入者で、2006年4月から翌年3月の1年間の健診受診者で血液検査項目のある5万2,265人(30〜59歳男女)を対象に解析したもの。

 それによると、BMIが18.5未満の人のうち「最高血圧130mmHg以上または最低血圧85mmHg以上」の人は29.0%だった。BMIが25以上で「肥満」と判定された人では56.1%に上り、より高い割合になったが、標準体重の人でもリスクを無視できないという結果になった。

 日本肥満学会が定めた肥満の診断基準ではBMI 18.5未満はやせ、25以上は肥満と判定される。肥満は高血圧、2型糖尿病など生活習慣病の誘引となることが知られるが、標準体重であっても血液検査でなんらかのリスクがみつかる人が少なくない。血液検査が重要であることがあらためて示された。

 調査では脂質異常症のリスクなども調べられ、「中性脂肪(トリグリセライド)150mg/dL以上またはLDLコレステロール140mg/dL以上」の人は、「肥満」で53.0%だったのに対し、「やせ」では25.6%だった。

 今春始まった特定健診は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目し腹囲など肥満に関する数値が健診の必須項目となっている。肥満、特に内臓脂肪の蓄積を重視し、肥満でない人は健診後の指導対象から外されている。

 今回の調査結果について佐藤敏彦・北里大准教授(公衆衛生学)は「血液検査の結果に問題がある人は、食事など早めの対策が必要」と話している。

(株)日本医療データセンター

[Terahata]

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